「パンどろぼう、うちの子も好きって聞くけど実際どうなの?」「何歳から読めるの?」

あそびと学び(教育・知育)

そんなふうに気になりながら、まだ手を出せていないママも多いんじゃないかな、と思って書くことにしました。

わたしがこの絵本を知ったのは、娘が通う保育園の1歳児クラスの教室でのこと。「子どもたちが大好きで、私自身も全巻揃えてるんです」と先生が言っていて、それで気になって試しに第1作を買ってみたんです。当時2歳だった娘に読んだら、もう大喜びで。そこから気がついたらシリーズを集めていました(笑)。

結論から言うと、パンどろぼうシリーズは読み聞かせがとにかく楽しくて、子どもの「もう1回!」が止まらなくなる絵本です。

“笑えて・繰り返し読める・しかも子どもの力になる”、そんな絵本ってなかなかないんですよね。今回はシリーズの魅力と、第5作『パンどろぼうとほっかほっカー』を中心にがっつりご紹介します。

パンどろぼうって何歳から読めるの?

公式の推奨は3歳以上。でも実際は2歳くらいからでも十分楽しめます。

年齢によって楽しみ方がちょっと違うので、まとめてみますね。

1〜2歳半ごろ

ストーリー全体を理解するのはまだ難しいけれど、パンどろぼうのインパクトあるビジュアルや、「サササッ」「ピタッ」といったテンポのいい擬音に反応します。読み聞かせのテンポを大事にしてあげると喜びます。

うちの娘も2歳のときに読み始めましたが、ストーリーより「変な顔!」「パンや!」と指さして笑うところからスタートでした。それで十分!むしろそっちの方が可愛くて(笑)。

3歳前後

一番ハマる時期です。自分なりにストーリーを覚えていて、文字が読めなくても絵を指さしながら「一人読み」を始めることも。感情移入が深まる時期なので、セリフを大げさに読んであげると目を輝かせます。このころから「もう1回!」が止まらなくなります(笑)。

4〜6歳以上

シリーズ間のつながりや伏線を読み取れるようになります。「なんでパンどろぼうはパン屋さんになったの?」「りんごかめんって前にも出てきた?」と自分でどんどん考えるように。絵本なのに、会話が弾むんですよね。

うちは現在2歳と4歳の姉妹なんですが、2人ともハマってくれているのが本当に助かっています。年齢が違っても一緒に楽しめる絵本って、実はそんなに多くないんですよね。

パンどろぼうシリーズ、どんな絵本なの?

KADOKAWAから出ている柴田ケイコさんの作品で、現在7作まで発売されています。

パンの形をかぶった謎の生物(正体はネコ…じゃなくてネズミ!)が、おいしいパンを求めてこっそり盗みを働く、というちょっとシュールな設定がスタート。でもただの悪キャラじゃなくて、「まずい」パンに出会ったときの変顔がすさまじいのと、予想外の展開への反応が豊かで、読むたびに笑いが起きるんですよね。

  • 「まずい」のときの表情がシリーズの象徴。毎回子どもが爆笑する
  • パン屋の店内、車の内部構造など、細部まで描き込まれていて大人も楽しめる
  • 表紙裏にカタカナの文字が隠されているなど、遊び心がたっぷり

繰り返し読んでも飽きないのは、この”大人も一緒に楽しめる”仕掛けがあるからだと思います。

第5作『パンどろぼうとほっかほっカー』ってどんな内容?

今回のテーマはズバリ、「思いやりと届ける優しさ」。

あらすじを簡単に言うと、ヤギのおばあさんから「遠くにいる孫に、焼きたてのメロンパンを届けてほしい」と頼まれたパンどろぼう。でも、遠くまで運ぶと焼きたての美味しさが失われてしまう…!

そこで、メカニックの「ブーブーちゃん」と力を合わせ、食パン型のキッチンカー「ほっかほっカー」を一から作り上げます。

設計図を描いて、塗装して、点検して…という本格的な製作工程が描かれていて、乗り物好きの子どもはもう夢中になります。車の内部構造の図解ページは、親子でじっくり眺めるポイント。「ここがパンを焼くところ!」と指差してくれます。

中心にあるのは「パンとお客さんの気持ちを”ほかほか”のまま届けたい」という優しさ。説教くさくなく、自然にその気持ちが伝わってくるのがこの絵本の上手いところです。

パンどろぼうを読み続けて感じた、4つの”じわっとよかった”こと

正直に言います。「絵本なんて何でもいいよね」と思ってた時期もあったんですが、パンどろぼうを読み続けて考えが変わりました。

① 「失敗してもいい」がさらっと伝わる

パンどろぼうはよく失敗します。でも落ち込んで終わりじゃなくて、また立ち上がる。この繰り返しが、「失敗してもやり直せばいい」という感覚を、説明なしで子どもに届けてくれます。なんか読んでてほっとするんですよね、大人も。

② 「誰かのために頑張る姿」に自然と共感できる

第5作では特に、「自分のため」じゃなく「おばあさんと孫のために」奮闘する姿が描かれています。こういう体験の積み重ねが、子どもの中に少しずつ「思いやり」を育ててくれる気がしています。

③ 親が繰り返し読んでも苦にならない

これ、絵本選びの隠れた最重要ポイントだと思ってます(笑)。パンどろぼうは絵の細部にツッコミどころが多いし、大人が読んでもクスッとなるので、何十回読んでも苦じゃない。我が家も100回近く読みましたが、今でも娘は楽しんで読んできます。

個人的にすごく助かってるのは、1冊のテンポと長さがちょうどいいこと。疲れ果てた夜でも「もう1冊だけ読んであげよう」と思えるのは、このリズムのよさのおかげです。

④ 公文式がおすすめ図書に選んでいる

これ、知ったときは正直びっくりしました。気がついたら通っている公文の教室にこのシリーズが置いてあって、おすすめ図書として紹介されていたんです。「面白いだけじゃない、子どもの成長にも役立つ」と感じている人はわたしだけじゃないんだな、とちょっと嬉しくなりました。

シリーズ全7作まとめ

タイトルこんな子に特におすすめ
第1作パンどろぼうシリーズ初めての子、変顔が好きな子
第2作vsにせパンどろぼう「似てるけど違う」を楽しめる子
第3作となぞのフランスパン冒険・ちょっとドキドキが好きな子
第4作おにぎりぼうやのたびだち「なんで?」が好きな子(過去編)
第5作とほっかほっカー乗り物好き・思いやりを育てたい子
第6作とりんごかめん正義感が育ってきた子
第7作とスイーツおうじ探し絵・迷路など遊び要素が好きな子

第1作から順番に読んでいくと、パンどろぼうの成長ストーリーが見えてきてより楽しめます。どこから読んでも大丈夫なので、お子さんの興味に合わせて選ぶのもアリです。

まとめ

「パンどろぼう」シリーズは、笑えて・深くて・繰り返し読める絵本です。

第5作『パンどろぼうとほっかほっカー』は、乗り物好きな子や、お友達との関わりが増えてきた3〜5歳のお子さんに特におすすめ。読み聞かせしながら自然と笑えて、気づいたら親子の会話も増えている、そんな絵本です。

まだ読んでいないなら、ぜひ1作目から手に取ってみてください。きっと「なんでもっと早く読まなかったんだろう」ってなります(うちがそうでした)。

うちはこれからも新刊が出るたびにチェックする予定です。シリーズを通してパンどろぼうがどう成長していくのか、子どもと一緒に楽しみにしています。

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